「悩み」は苦しいものですが、「悩み」の裏には必ず「願い」が存在します。「願い」が叶うのは喜ばしいことです。「悩み」には、喜びのヒントがたくさん詰まっています。ただ、残念なことに、「悩み」の裏の「本当の願い」を取り違えている場合、いつまでも満たされない想いを抱えてしまうことになります。
今回は、「仕事中すぐにイライラしてしまう」ことに悩んでいた女性がご自分の本当の願いを知り、自分を変化させていったお話をご紹介します。
セッション前のこの方のお話
お悩み
仕事で、責任ある立場にいて、後輩やアルバイト・パートさんに、指示を出すことが多くなりました。私なりに、どうやったらうまく仕事が回るか、一生懸命考えてやっているのに、その通りに動いてくれません・・・。言っていることと違う動きをされると、とてもイライラします。
なりたい自分
周りがスムーズに動いてくれるように指示できて、イライラしない自分。
そうなれない理由は何だと思いますか?
周りが自分勝手なのと、その人たちに理解させるだけの指示を出す力が自分にないから。
セッションから見えてきた「本当の願い」
ご利用のセッション…コミットセッション(事前の相談シート+カウンセリング)
「本当の願い」とは
「気持ちよく仕事がしたい」
解説
「『指示した通りに動いてほしい』のは、仕事が効率よく進むにはどうしたらよいかを一生懸命考えているから。」と、ご自身で言葉にされてから、「・・・でも、周りが大きな失敗をやらかしたり、仕事が滞ったりしているかというと、そうではない。」ということに気づかれた女性。「そもそも、私が一生懸命考える目的は、効率よく仕事を進めてみんなが気持ちよくいたいから。私が考えたやり方と違っても、それで仕事が順調に進んでいるのなら、何の問題も起きてないですね。」と、少し自嘲するかのように微笑まれた後、「ああ、私、自分の言うことを聞かせよう、聞かせようって、目的がいつの間にかそっちにすり替わっていました。任せたらいいのですよね!」と、すっきりした笑顔を見せてくれました。