光と影

先日
プリズム(ガラスの三角柱)を
購入しました。

カラーセラピスト…
色を扱う仕事をする人間として
色についてもっと知りたい!
と思ったからです。

さっそく、光を当てて、
虹色の出方を楽しもうと思いました。
そうすると、
反射する光があちこちに動きまくって

それを目で追いかけていると
小学校の教室を思い出しました。


私が小学生の、もうン十年前の教室と、
私が教師をしているときの教室。


いつの時代も、授業中、
たまたま筆箱や定規に当たった光を
天上や黒板や友だちの方に動かしては
楽しんでいる男の子(なぜか男の子が多い)が
必ずいるものです。

授業に集中できなくて
真面目な女の子(なぜか女の子が多い)が
「ちょっと、それやめてよ。」と注意をします。

そして、先生も、「○○くん、やめなさい。」と
やめさせます。


多分
知的好奇心とか学習意欲とか
こういうことをするときには
マックスなのでしょうが

時と場所を間違ってしまったことで
賞賛されることも
叱咤に変わってしまいます。


「これだから、日本の教育は!」
「個性を潰す日本の教育」
そんなキャッチフレーズ
よく見るし

…実は私も…かつて
思ったことがあります。


でも
日本の教育が悪いわけでは
決してありません!


反射する光をキラキラさせる行動も
これまで培われてきた日本の教育も

「よい面」もあれば「悪い面」もあり
「悪い面」がなければ「よい面」もないと言えます。


この世界は
「よい」と「わるい」の背中合わせで
できているとも言えます。


そのことをみんなが知っておけば

注意される男の子も
叩かれがちな日本の教育も
そして
自分の中の悩みやネガティブを抱えた人も

実は光り輝く要素をもっているとわかり

笑顔の人がもっと増えます。






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